希望色は出せてますか?
人の髪の色はメラニンによるものです。
メラニンはユーメラニンとフェオメラニンの2種類があり、
色の濃淡はユーメラニンにより決定され 黄色み赤みは
フェオメラニンに左右されます。
フェオメラニンは赤褐色の色素ですがフェオメラニンの濃度が低いと
黄色や象牙色を感じる髪になります。
つまり毛染めでのトーンupする際、赤みが消えにくい人は
フェオメラニンの濃度が高く、黄色味が消えにくい人は
濃度が低いと考えられます。
なんと赤い髪も黄色い髪も1つの色素の濃淡で決まるのです。
ご自分の髪をカラーリングされる時感じたことはありませんか?
マット系のカラーをしたのに赤みが消えていない。
アッシュ系のカラーをしたのに黄色みが消えていなかった。
こういった方はフェオメラニンの濃度バランスが極端なのだと思われます。
世の中にあるヘアカラー剤はメーカーごとに人毛で実験しているはずですが、
使用している人毛は太さ、色共に日本人の平均的な物を使っているはずです。
となれば おそらくですが、カラー剤はフェオメラニンの濃淡のバランスが
極端に偏っている髪には対応していないという事になります。
では赤みや黄色みが消えない髪はあきらめるしかないのか?
いらない色を打ち消す補色を混ぜても消えないなら
逆に色を足してしまえ!
引いてダメなら押してみな!
という事でアルカリカラーに塩基性、HC染料(俗に言うカラーバター)を
混ぜてみましょう。
塩基性HC染料はイオン結合により染着、キューティクルの隙間から内部に
染着するものでPHも中性~アルカリ性と好都合。
まずはマットから。
アルカリカラーのマットにカラーバターのグリーンを混ぜて。
右がアルカリカラーのみ。左がカラーバターを混ぜたもの。
ほう・・左の方が赤みが消えてます。
次にアルカリカラーのレッドにカラーバターを混ぜて。
右がアルカリカラーのみ。左がカラーバターを、混ぜたもの。
左の方がより赤みが感じられます。 あとピンクとイエローもバッチリでしたね。
ヘアカラーの度に赤み黄色みにジャマされている人は試してみては?
そしてアルカリカラーのブルーにカラーバターのブルーを混ぜたものを
試してみましたが ほぼ違いは見られませんでした。
ワンメイクで青ってやっぱり出にくい色ですね。
青色LEDを発明した3人の物理学者はノーベル賞を受賞したくらいですからね。
受賞理由は青色LEDを既存の方法ではなく
新しい技術で発明したことでその技術が注目されたみたいです。
ヘアカラーもワンメイクでブルーを確実に出せるようになるには
新しい発想がいるのかもしれません。
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メラニンはユーメラニンとフェオメラニンの2種類があり、
色の濃淡はユーメラニンにより決定され 黄色み赤みは
フェオメラニンに左右されます。
フェオメラニンは赤褐色の色素ですがフェオメラニンの濃度が低いと
黄色や象牙色を感じる髪になります。
つまり毛染めでのトーンupする際、赤みが消えにくい人は
フェオメラニンの濃度が高く、黄色味が消えにくい人は
濃度が低いと考えられます。
なんと赤い髪も黄色い髪も1つの色素の濃淡で決まるのです。
ご自分の髪をカラーリングされる時感じたことはありませんか?
マット系のカラーをしたのに赤みが消えていない。
アッシュ系のカラーをしたのに黄色みが消えていなかった。
こういった方はフェオメラニンの濃度バランスが極端なのだと思われます。
世の中にあるヘアカラー剤はメーカーごとに人毛で実験しているはずですが、
使用している人毛は太さ、色共に日本人の平均的な物を使っているはずです。
となれば おそらくですが、カラー剤はフェオメラニンの濃淡のバランスが
極端に偏っている髪には対応していないという事になります。
では赤みや黄色みが消えない髪はあきらめるしかないのか?
いらない色を打ち消す補色を混ぜても消えないなら
逆に色を足してしまえ!
引いてダメなら押してみな!
という事でアルカリカラーに塩基性、HC染料(俗に言うカラーバター)を
混ぜてみましょう。
塩基性HC染料はイオン結合により染着、キューティクルの隙間から内部に
染着するものでPHも中性~アルカリ性と好都合。
まずはマットから。
アルカリカラーのマットにカラーバターのグリーンを混ぜて。
右がアルカリカラーのみ。左がカラーバターを混ぜたもの。
ほう・・左の方が赤みが消えてます。
次にアルカリカラーのレッドにカラーバターを混ぜて。
右がアルカリカラーのみ。左がカラーバターを、混ぜたもの。
左の方がより赤みが感じられます。 あとピンクとイエローもバッチリでしたね。
ヘアカラーの度に赤み黄色みにジャマされている人は試してみては?
そしてアルカリカラーのブルーにカラーバターのブルーを混ぜたものを
試してみましたが ほぼ違いは見られませんでした。
ワンメイクで青ってやっぱり出にくい色ですね。
青色LEDを発明した3人の物理学者はノーベル賞を受賞したくらいですからね。
受賞理由は青色LEDを既存の方法ではなく
新しい技術で発明したことでその技術が注目されたみたいです。
ヘアカラーもワンメイクでブルーを確実に出せるようになるには
新しい発想がいるのかもしれません。
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by cutandshavemoire
| 2015-11-19 14:31
| 店長の独り言